就労支援デイケア

明神下診療所には就労支援デイケアという物が2014年3月まで開設されていました。

 

建前上はここで就職活動の知識やマナーの習得、就職後も困らない為の生活訓練やマナー、利用者の就職活動のサポートを基本としていた場でした。

2011年に米田が出版した発達障害本でもこのデイケアの重要性というか宣伝を謳っていました。

 

しかしこのデイケアも問題や通所していく内に違和感を覚えていきました。

 

就労支援デイケアは当時、綾千晶という女性が管理をしていました。この人物もネットに実名を晒されるほど評判の悪いみたいですが…。

 

自分も通所していく内に綾千晶から教わる事に違和感を持ちました。

 

ハローワークの職員より使えないと思った

あそこのデイケアは素人の思い込みで間違った知識や時代にそぐわないやり方を利用者に強引に従わせるやり方に内心納得がいかないと思っていました。

このデイケアに通う事になる3〜4年前に就活をしていましたが、当時はリーマンショック後による景気悪化やそもそも発達障害者を想定した就職活動の支援や企業側の受け入れ態勢も不十分でハローワーク障害者雇用窓口ぐらいしか受け皿がなく新卒・第二新卒専門の窓口と障害者雇用窓口を併用しながら就職活動を行なっていました。

お役所なので質なんてそれなりでしょ、と言う人もいるかもしれませんが履歴書の書き方や面接指導などでお世話になり理に適った形でアドバイスが受けられるだけまだいいです。

 

大学卒業後に入社した会社を2年半で退職し、明神下のデイケアに来た訳ですが、明神下ではどうだったかと言うと履歴書は手書きで書かないと応募させないというやり方や手書きの方が気持ちが篭って採用側によく見られて内定に繋がりやすいですよ〜とか根拠に乏しいやり方に従わせる事にかなり違和感を持っていました。

自分がハローワークで受けたアドバイスだとその当時では手書きでもPCで作成したからと言って選考に不利になる事はない、但し応募先がPC作成で指定のフォーマットを設定していれば指示に従って応募する事や中には採用側が手書きの履歴書を嫌う所もあるからPCで作成できるならなるべくPCで作成した方がベターだとも教わりました。

どっちの情報が理に適ってどっちがおかしい事を擦り込ませているかは一目瞭然だと思います。

 

②就活の行動制限・介入&プログラムの設定がおかしい

このデイケアにいた時利用者に「ハローワークに勝手に行くな!就活セミナーで連れてってやる!」と行動統制をかけていました。

そしておかしいと思ったのが就活プログラムの時間が月2回しか設定されず、それ以外は料理を作ったりお出かけしたりDVDを見たり、テーブルゲームをしたりetc…といった就活と全く関係のないプログラムに時間が割かれていた事です。

そしてデイケアのプログラムでハローワークに行ったのなんて年1回しかありませんでした。

建前では1年という期限を設けて就職に結びつけさせると謳っていたが、就活に全く関係のないプログラムに時間を割いている以上1年以内に就職なんて絶対無理。

それ故にデイケアに何年も通わせられ食い物にされている利用者がいたり(国からの診療報酬目当てと取られてもおかしくない)、明神下のデイケアを疑問視(良く思わない)する周辺域の支援者やハローワークもいたみたいです。

 

③当時いた利用者(メンバー)に対する違和感

②で書いたようにデイケアのプログラムが就活に全く関係のないプログラムに多く割かれていて遊べる場や何年もいられる所だと目的がブレたり、勘違いしている人が何人もいました。

一部のプログラム(料理やお出かけ)については利用者が何をやりたいか企画を持ち込みプレゼンする場が月1であり、賛同者がいれば賛成多数で採用されましたが、このプレゼンの場でマウントを取って周りからちやほやされたり、料理プログラムをタダ飯食える場と勘違いしてそれが目的化してしまっているメンバーがいました。

で、就活は自分達は何もしなくていい、スタッフが就職先を探してきてくれるかのように他人事に捉えて勘違いしているのも目につきました。

 

それとスタッフの言う事を字義通りに捉え過ぎなのもありました。

俺は就活プログラムで教えられる内容に違和感を持っていましたが、後々聞いた話だとこのデイケアに入る前は大学(しかも理系)出てもバイトや一時期問題になった日雇い派遣でしか働いた事がなくその手の常識に乏しいから間違った事を教えられても違和感を持たない人も少なくありませんでした。

このデイケアは月曜日が休みだったのでそのタイミングでハローワークに行ってどんな仕事があるのか求人を見たり、ネットで就職・転職の情報(障害者だけでなく健常者向けでも応用できそうな情報)を集めるとか時間外にもできる事はいっぱいあったハズなのにそういう事も全くしてなかったみたいだし。

ネットが使えても趣味レベルで興味のあるサイトを見たりするのには使うくせに生活で必要、自分に置かれた課題解決の為に情報を集める使い方ができないのも引いた。

 

まぁ、違和感を持ったのはこんなところですね。